しがない掃除婦うし子が清掃バイトに誘いこむブログ

清掃バイト は「 きつい 」?~体の弱い当ブログ主(現役清掃員)の場合~

ナティエ:正義のアレゴリー清掃パート・アルバイト
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うし子
うし子

虚弱 清掃バイト のうし子です

ネットで「 清掃バイト 」と検索したら、「 きつい 」と出てきました。

きつい のか?きつくないのか?その話をしたいと思いますが、まず結論から言います。

生まれつきの虚弱体質きょじゃくたいしつ、体調不良歴37年の私でも年以上続けています。
(2022年6月現在)

清掃バイト が「 きつい 」と思われる点は

【肉体面】

  • 絶え間なく体を動かす作業であること
  • 決まった時間内で作業を終わらせる必要があるため、時間に追われていること

【精神面】

  • 汚れた所をきれいにする仕事であること、特にトイレ掃除
  • 他者から勝手に見下される仕事であること

このへんでしょうか。

このうち「体を動かす」については、清掃バイト のいい所⑤ 運動になる~スポーツクラブ行って時給もらえてるようなもの~で「それが運動になる」という「良い面」として取り上げ、

「時間に追われる」については、清掃バイト のいい所② 時間がたつのが早い。勤務中の1時間はあっという間で「そのせいで勤務時間が早く過ぎる」という、これも「良い面」として紹介しました。

「トイレ掃除」については、もしトイレ掃除がイヤであれば、トイレ掃除なしの 清掃バイト は普通にあります。私も以前やっていた事があります。

(ただし、これまでの私の経験からいうと、どうも「トイレ掃除なし」の現場のほうが「仕事の内容が大変な傾向けいこう」があるような……。その分時給が高ければそれでもいいと思いますが、今の私の実感としては「トイレ掃除ありの現場の方が、けっきょくは得なのではないか」という感じです)

■

そしてトイレ掃除については、「応募するときにどういう現場を狙うか」によっても違ってくると思います。清掃バイト :応募編①~どんな現場をえらび、どの募集に応募するか~↓にその辺のこと書いてます

それから「見下される」という点。これはたしかにそうです(笑)

上から目線のイラスト(女性)

しかし……あらたまって考えてみると……。たいていの仕事が人にたいして「へりくだる」必要があるものなのではないでしょうか?

この点を言ったら、客より下の立場(という設定)で働く接客の仕事なんて全滅だと思うし

ま、そりゃ、「仕事として自分からへりくだる」のと「何もしてないのにいきなり勝手に見下される」のとではちがうという意見もあるでしょうが、でも現実として実際にどうかと考えてみると、接客をともなう仕事(と、接客とは言えないが人を相手にする仕事)のほうが、清掃とはくらべものにならないほど「屈辱的くつじょくてきな場面」を毎日経験しているのではないかと思います

清掃 を毎日やってる私の実感からすると、勝手に見下されているかもしれないが、こちらは特にへりくだることもなく作業している、という感じです

それから思うんですが、清掃「経験者」の「 清掃 は見下されている、それが きつい 」というのは、言ってみれば、自分自身が 清掃 という仕事を見下しているから、「こんな仕事をやっている自分は見下されている」と過剰かじょうに感じるのではないかと……

そういう偏見へんけんを取りはらって現実をありのままに見てみたとしたら、「ただ作業してるだけ」です。たんに労働を提供ていきょうして賃金をもらってるだけです。作業そのものに何か恥ずかしい行為がふくまれているわけでもありません。

とはいえ、なぜだか清掃員を自分の召使めしつかいだと思ってしまう頭の足りない人遭遇そうぐうすることは確かにあります。清掃員は「建物」を相手にしてるのであって「人」にかしずいてるわけではないんですが(※)、なぜだか自分の家来けらいだと思ってしまう人がまれにあります。しかしまぁこれも、異常な人間に出会ってしまうというのは、どんな仕事でもあることだと思うので……

※清掃会社は「 清掃 はサービス業だから(だからお客様に愛想あいそよくしてください)」って言いますけどね……ええ……私はあんまり気にしてないっていうか(爆)

きつい と評判(笑)の 清掃バイト を、体が弱い私がやっていられるのは

そもそも体が悪いから清掃はじめたようなもんでした

じつは清掃バイト のいい所⑦ 清掃 以外の仕事で経験した、おそるべき寒さと暑さ~室温3℃から42℃まで~に書いた42℃の工場の後、私は体調が悪すぎてしばらく働けなくなってしまいました。(42℃がいけなかったんでしょうか/笑)

しばらく働けない期間があった後、はじめて 清掃バイト というものに目を向け、まず家の近くでオフィスの清掃1.5時間(月~金)というのに応募して採用されました。これが清掃未経験ではじめて入った現場でした。

この「最初の現場」は、今年(※2021年。この記事の執筆時)までず~~っとやってました!今年にはいって、会社の都合つごう(清掃会社ではなく、クライアントの会社の都合)でなくなってしまいましたが……

その次の月から街の中心部のテナントビル2.5時間(月~金)の現場をかけもちではじめて、更にそのあと金融機関の支店2.5時間(月~金)と、仕事をふやしていきました。

体が悪くて肉体労働に応募するってへんな感じがするかもしれませんが、じっさい 清掃 はほぼあらゆる場所・時間帯・作業時間の募集がありますから、働けなくなった後で短時間の仕事から復帰ふっきしていくには非常にいいと思います。

誰?
誰?

で……。最初の現場は分かるけど、なんでそのあと 清掃 ばっかりになったの?

と、問われれば

最初の現場をやってみて、「 清掃バイト のいい所」①~⑧ まとめに書いたような「 清掃 のいい所」を感じたからでしょうね……

私の不健康ヒストリー(?)

誰なの?
誰なの?

「いい所」はわかったけど、体力がないのに 清掃 の仕事ができるもんかね……?

私もこの記事を書くにあたって改めて考えてみたんですが、

体が弱いせいで、かえって「健康な人が感じる『きつさ』を感じなかった」のかなと

どういうことかと言いますと、
体力のない私にとって、日常の活動がそもそも何でも「重労働じゅうろうどう」なんですよね

スーパーに買い物行くのも、お風呂に入るのも重労働

とくにお風呂。すごく体力を奪われます
これは子供の頃からずっと。「お風呂で疲れが取れる」って経験、一生で一回もしたことない。

歯をみがくのも本当にしんどい。今はまだマシですが、最も体調が悪かった20歳ぐらいのころ、私は「歯ブラシを口の高さに持ち上げたまま小刻みに動かす」ということができなくなり、電動歯ブラシ買ったことがあります
(ちなみにその頃、自分の髪の毛の重さに耐えられなくなり、バッサリ切ったという……)

そういう自分なので、「何かをする」=「重労働」であるのが当たり前だったわけです

健康な人はそうではありませんから、「日頃、体力に負担ふたんのかかる活動を特にしてない状態」から 清掃 のような作業を始めると、「きつい」「しんどい」と感じるということじゃないでしょうか?

(肉体的に) 清掃バイト が きつい 」

というのは、ある意味健康なせいではないだろうか(笑)

そりゃ、起き上がれないくらい体調が悪かったらそもそも清掃作業もできないですけど

清掃バイト が きつい というネットで見かけた「体験談」

ゴム手袋は必ずつけましょう

ちょっと「体験談」をサーッと見てたんですけど、

ゴム手袋をしてるから手がボロボロ という話と

素手でやっているから手がボロボロ という話が出てきたんだけど、これどっちもおかしいから

手がボロボロになる必要なんてないんですよ。
まず、ゴム手袋をしていて手が荒れるというのは実は分かります。私は皮膚ひふがやたらといろんなものに負ける体質なので、じかにゴム手袋をすると手の皮膚がやられてしまいます

ですので、「インナー手袋」というものをゴム手袋の下につけるんです。下にもう一枚手袋をすると普通のサイズではきつくて入らないので、Lサイズのゴム手袋を買ってもらってます

そうやってつねに二重に手袋してるから、手がボロボロになんてなりません。
インナー手袋のほうは、自分の都合でつけているので自分で買っていますが


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それから、清掃作業を素手でやったらダメ!
そんなもん、手が「わや」になるにきまってます

私は特に皮膚が弱いんで洗剤なんか絶対に素手でさわれないし、とにかく作業中は何も素手ではさわらない(そんな奴でも清掃員ができているわけです)

そもそも家で合成洗剤一切使ってない。仕事の時は仕方ないから割り切って使ってるだけです

まぁ確かに私はほぼオフィスの清掃しかやったことがないですし(※)、ホテル客室清掃だとアメニティを並べる時など、素手でやる場面はあるでしょうが
(※オフィスと寮の部分がある建物はやったことがあり、その時は浴室清掃もしてました)

洗剤をさわる時は、つけたり脱いだりする手間を面倒がらないで絶対にゴム手袋をするべきです。

もし清掃会社(または直接雇用してる会社)がゴム手袋を用意しないとか、素手でやれとか言うことがあったらそれは即ブラック認定にんていです。そんな所は辞めましょう

清掃作業で手をボロボロにするなんて本当にバカバカしい。そういうことを当然のように思ってはいけません。犠牲ぎせいになるのはやめましょう。

たしかにこれは「 きつい 」と思った話

ネットで体験談を見て、「たしかにこれは……きついだろうな……」と思ったのは

「住人が退去した後の賃貸の部屋の清掃」と「ラブホの清掃」は、異常な汚れ方をしている場合があると。「そうなのか……大変だろうな……」としか言えないという(笑)

これはもうどっちかというと「特殊清掃とくしゅせいそう」寄りなんじゃないですかね?本当なら雇用する側が時給を上げて、大変さに見合った賃金にするべきと思うんですけど

それから、ホテルの「ベッドメイク」は大変だろうなという印象があります。決まった時間で多くの部屋をこなさなければいけなくて難しそうだなと思います
私やったことない、というか「自分にはできないだろう」と思って最初から避けてるから
なにしろ、自分ちのベッドメイクするのもおぼつかないですから(笑)シーツ替えたりふとんカバー替えたりするの苦手です

ですがベッドメイクは募集が多く出ている印象があるので、向いている人なら良いんではないかと思います。

ベッドメイキングのイラスト

ところで……

じつは私は今現在、ここ37年で最高に健康です
これもすべて本人の努力のおかげです(笑)

肉食系女子のイラスト

まさか自分がここまで健康になれるとは思ってませんでした。
でも
自分でも信じられないくらい健康になって、それで体力はやっと平均的な人の半分くらいになれた感じ(笑)
この歳になってやっと半分まできたという(笑)

平均的な人の体力に追いつく前に寿命が来そうですが

まぁともかくこの程度に健康になれた要因よういんとしては、いろいろありますが、 清掃 の仕事が運動になっているというのは間違いなくその一つだと思います。

清掃バイト のいい所⑤ 運動になる~スポーツクラブ行って時給もらえてるようなもの~に書いたように、「体にいい運動」としての清掃作業は仕事であるゆえに強制性きょうせいせいがあるところがいいんです。

みなさまにも「精神的ストレスの少ない一人現場で」「運動になる清掃作業をして」健康になっていただきたいと願ってやまないうし子であった

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